青山城

<城名> 青山城(割谷城)
<場所> 比企郡小川町大字青山
<主な城主> 上田氏
<遺構> 土塁、空堀、櫓台、石塁
<交通> 車必須。麓より一曲輪まで徒歩約30分。
<紙面掲載>

<歴史> 「青木家系譜」によれば藤原氏後裔の氏宗が青山に移住して青木氏宗と名乗り、治承4(1180)、青山城に青木山城守氏久が篭居したと記録があり、600年の間青木氏が代々城主だったと伝えられる。「関八州古戦録」には永禄5(1562)年、小田原より松山には上田暗礫斎、同上野介朝広を置いたとあるので腰越同様、上田氏の城として松山城の支城として機能したと思われる。

<史跡歩記> 「埼玉の古城址」によれば、沢を登るなど城までの道のりは険しく、読んだだけでひるんでしまいますが、現在は登山道・城址ともしっかり整備されています。一曲輪の案内板は平成4年の日付があるので、この頃整備されたようです。玉川村から小川町まで八高線沿いを走り、地図では仙元山を目指します。青山の集落が見えてきたら踏み切りを越え、左に進むと仙元山の登山口があります。青山城への案内板が無いので、この写真の登山道を見つけられるかが、青山城の攻略の第一歩です。登山道を20分ほど歩き、尾根に出たら右に進むと、青山城は目前です。

遺構はすばらしく、一曲輪は仕切り土塁が見られ、櫓台もあります。また一曲輪西端には石をはめ込んだ珍しい土塁があり、必見です。この地区は板碑の石が取れるので、石塁に使用したようです(01/04/28)。

登山道入り口 本曲輪の説明板 空堀 土塁上の石塁

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