新井堀の内

<城名> 新井堀の内
<場所> 蓮田市大字黒浜
<主な城主> 岩付城主太田資正家臣・野口多門か
<遺構> 空堀
<交通> JR宇都宮線蓮田駅下車、徒歩約20分
<紙面掲載>

<歴史> 古くから中世の館跡の存在が知られていた場所。岩付城主太田資正家臣・野口多門の館跡か。平成29年の調査により、2重の堀と「国内最大級の埋蔵銭」が発見され、大きく報道された。

<史跡歩記> 道路建設のための発掘調査で、2重の堀が発見されました。すでの埋め戻されています。館跡には雑木林が館跡と伝える大きな説明板があり、近くの雑木林の通路は空堀と思われます。さらに進むと用水路があり、往時は堀(沼地)だったと考えれらます。

熊谷市の県埋蔵文化財調査事業団では2018/03/14〜18日に国内最大級の埋蔵銭を特別公開しました。蓋は板碑と同じ石。埋蔵銭の重さ、価値はわからないそうです。「いのとし」と書いた木簡も発見されましたが、いつの「いのとし」かは不明だとのこと。用途もわかりません。私は勝手に「日本最大級の武士のへそくり」と呼んでいます。私が見学した14日にはNHKの取材陣も来ていました。
(2018/03/14)






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