高谷砦

<城名> 高谷砦
<所在地> 埼玉県比企郡小川町大字高谷
<主な城主> 金子氏?
<遺構> 空堀・土塁
<交通> 東武東上線「小川町」駅から「熊谷駅北口」行バスに乗り、「前高谷」下車。徒歩約15分。
<紙面掲載日>

<歴史> 中世の記録がなく、伝承のみ伝えられる城。「新編武蔵風土記稿」では「金子氏の住しと云う」と記述がある。

<史跡歩記> 東側は水田になっており、要害の地であったことがいまでもよくわかります。その昔、「まむし注意」の看板を無視して直登したことがあります。頂上まではいったのですが、遺構がよくわからず引き返しました。今回は南側の民家脇から登りました。国道254号線高谷交差点の300m先(西側)を左折し、回り込むように高谷城側に進むと、数軒の民家用の陸橋があります。とにかく吠える犬がいますが、城への通路までは襲い掛かってこないので安心して進むことができます。わずか数分で城内に入ります。城内はあまり整備されていないので、藪山です。

曲輪は3つあるように見えますが、一番北側ははっきりしません。真ん中の曲輪から回り込むように土塁が伸びていますので、北側は曲輪ではないかもしれません。最高所の南側が本曲輪とみられますが、特に平坦ではなく雑なつくりです。真ん中の曲輪は土塁が見られ、L字の空堀、土橋がはっきりわかります。
(2007/01/07)



全景 民家への陸橋 お犬さま 本曲輪−二曲輪間の空堀 真ん中の曲輪の土塁

L字型の空堀 土橋

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