中城

<城名> 中(なか)城
<所在地> 埼玉県比企郡小川町大字大塚
<主な城主> 猿尾太郎種直? 斎藤六郎衛尉重範?
<遺構> 土塁、空堀、櫓台
<交通> 東武東上線「小川町」下車、徒歩約5分。
<紙面掲載日>

<歴史> 鎌倉時代の猿尾氏、室町時代の斎藤氏の城といわれるがよくわからない。仙覚律師が「万葉集註釈」を完成させた地とも。

<史跡歩記> 小川町の住宅地で駅からも近く、よくぞここまで遺構が残ったものだ・・・と感心する城です。254線沿いの南側に見える丘が城跡なのですが、なかなか発見できません。住宅地の中に「陣屋沼緑地」という公園を見つけられれば、目の前の丘が中城です。国道を走るのではなく、住宅地に入ってしまうのがコツでしょう。

曲輪はテニスコートになっていますが、高く折がはっきりわかる土塁や櫓台、空堀は満足できます。大きな石碑は仙覚律師の碑です。案内板もありますが、城のことはほとんど書いていません。見事な土塁なのにもったいないです。遺構から明らかに戦国時代にも使われていたことがわかります。

 陣屋沼緑地公園入口 土塁 櫓台 仙覚律師の碑

トップ アイコン本曲輪へもどる