中釘陣屋

<城名> 中釘陣屋(別名・指扇陣屋、山内陣屋)
<場所> さいたま市(旧大宮)中釘
<主な城主> 山内豊前守一唯
<遺構> なし
<交通> JR埼京線「指扇」下車、徒歩約20分。

<歴史> 山内一唯は有名な一豊の甥にあたる。一豊には子がなかったので、弟の忠義(一唯の兄)が土佐山内家を継ぎ、一唯は徳川家の旗本として指扇3000石の領主になり陣屋を構えた。一唯の孫の豊房が土佐山内家を継ぐと、陣屋としての役目を終える。

<史跡歩記> 指扇の北方は陣屋の宝庫。たった2数キロ四方の中に3つの陣屋・城があります。その中に一つの中釘陣屋は土佐・山内家ゆかりの陣屋なので一番有名なところです。秋葉神社という大きな神社の西方が陣屋跡とされますが、一面畑になっており、遺構はありません。

秋葉神社のすぐ北に「妙玖寺」があります。山内一唯の母・妙玖院の名にちなんだ寺で、山内家の菩提寺として一唯とその一族の墓があります(市指定史跡)。墓地の前には詳しい説明板があります。
(2002/04/29)

陣屋周辺 山内一唯一族の墓所

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