難波田城
<城名> 難波田(なんばた)城
<所在地> 埼玉県富士見市大字南畑
<主な城主> 難波田弾正憲重
<遺構> 櫓台
<交通> 東武東上線「志木」駅より「富士見高校」行きバス、「興禅寺入口」下車、徒歩3分。「鶴瀬」駅からバス便もある。
<紙面掲載日> 2000/6/29
<歴史> 武蔵7党の村山党に属す難波田氏代々の本拠地。難波田弾正憲重は武州松山城の城代として勇名をはせた武将。逸話も多い。難波田弾正は河越夜戦(東明寺口の戦い)で戦死し、城は後北条氏の家臣・上田周防守のものに。
<史跡歩記> 東京から比較的に近く、住宅地として発展した富士見市ですが、郊外ともなりますと、大水田地帯になります。難波田氏館は数年前から公園化の工事をしており、2000年6月1日にオープンとなりました。遠くからみると水田から浮かび、旗も立っているので良い感じですが…。
公園に入ると残念ながら古城址という雰囲気はありません。整備されすぎて古城址ファンには不満でしょう。ポツンと残された本曲輪の石碑がさびしそうで、石碑裏は民家が迫ります(本曲輪は少ししか公園化されていません)。何か遺構はないかと公園を出て民家側に歩くと高さ(4−5mほど)の櫓台と思われる土盛りがあります。