大蔵館
<城名> 大蔵館
<場所> 比企郡嵐山町大蔵
<主な城主> 源義賢
<遺構> 土塁、空堀、櫓台(県指定史跡)
<交通> 東武東上線「武蔵嵐山」下車、徒歩約30分。
<紙面掲載> 2001/08/09
<歴史> 大蔵館は源為義の次男・帯刀先生源義賢の屋敷跡。義賢はこの地を中心に武威を高めたが、甥の義平(兄・義朝の子)に討たれてしまった。館跡の少し東、民家敷地の中に義賢の墓と伝えられる五輪塔が残っている。
義賢には「駒王」という2歳になる男の子がいた。畠山重能、斎藤実盛に助けられ、木曽に逃れた。後に元服して木曽義仲になる。
<史跡歩記> 東武東上線「武蔵嵐山」駅の南、県道大野東松山線沿いの大蔵神社周辺が大蔵館跡。県道沿いに大きな看板があるのでわかりやすいです。神社周辺に土塁が残存しているので、土塁をたどると方形の館だったことがわかります。神社には櫓台と思われる高台があり、当時の館の中心だったかもしれません。