下原城

<城名> 下原城(金仙寺館・上ノ屋敷)
<所在地> 埼玉県秩父市下影森
<主な城主> 橋久保大膳守、大久保主馬、北条氏邦?
<遺構> 空堀・土塁
<交通> 秩父鉄道「影森」駅下車、徒歩約30分。
<紙面掲載日>

<歴史> 金仙寺は延文2(1357)年の開基。以前は橋久保大膳守の館があったという。また、「増補秩父風土記」には大久保主馬の屋敷とも。

<史跡歩記> 下影森の金仙寺とその東側が城域と思われます。「城郭大系」では金仙寺境内とありますが、よく残る遺構は寺の東にある竹やぶの中に残されています。陵堡のように出っ張りのある土塁は県内ではかなり珍しいもので、必見です。本堂裏にも土塁らしきものがありますが、こちらは後世のものと思われます。

金仙寺からは武甲山が良く見えます。当時の武士にはいまとは違う勇姿が見えていたことでしょう。

(2006/11/03)



金仙寺 本堂裏の土盛り 出っ張りのある土塁 空堀・土塁 土塁全景

武甲山 

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