高坂館
<城名> 高坂(たかさか)館
<所在地> 埼玉県東松山市高坂
<主な城主> 高坂刑部大輔
<遺構> 土塁、空堀(県指定史跡)
<交通> 東武東上線「高坂」駅下車、徒歩約5分。
<紙面掲載日>2002/01/24
<歴史> 城主は江戸氏の流れをくむ高坂刑部と伝えられるが詳らかではない。江戸時代に入ると1万石で加賀爪政尚が入城した。3代目の直澄は出世し、寺社奉行になったが、乱暴旗本といわれ「夜更けに通るは何者か、加賀爪甲斐か泥棒か」といわれた。後に領地問題により天和元(1681)年に領地没収となった。
<史跡歩記> 高坂駅の北東500メートルほどのところにある「高済寺」が高坂館の跡です。車の時は都幾川リバーサイドパークの駐車場を使うとよいでしょう。目の前の高台が高坂館です。かなりの高さの土塁が残ります。この土塁は古墳を利用したもので、一番高いところの櫓台跡には加賀爪氏歴代の墓所があります。