東方城(御所屋敷)

<城名> 東方城(御所屋敷)
<所在地> 埼玉県深谷市東方
<主な城主> 松平康長
<遺構> 土塁、櫓台、堀(市指定史跡)
<交通> JR高崎線「篭原」駅下車、徒歩約45分(約3km)。

<歴史> 築城者は不明だが、庁鼻和城と深谷城の近くにあり、深谷上杉氏の支城と見るのが自然。「小田原の役」後、松平康長が1万石で入城。康長は関ケ原で功があり、上州白井に転封。東方城は廃城になった。

<史跡歩記> 場所的に大変わかりづらいところにあります。西別府氏館から西へ1−2kmほどしか離れていません。東方の水田地帯の中でこんもりとした林を探します。水田の中にある城下公園(駐車可能)が発見できれば東方城はすぐ近くです。櫓台の下に案内板と碑があります。案内板の前に1台分の駐車スペースがあります。櫓台以外は藪がうるさく、折のある土塁まで行けませんでした。冬に再訪しなければ。

城の近くの全久院は康長が三河から移し建てたもの。深谷七福神として訪れる人が多いところです。
(2001/09/02)

地図リンク

全景 案内板

(2008/12/15)
7年ぶりの再訪です。今回は東方城の本丸と言われているところを「御所屋敷」とし、周辺の遺構を整理して、別の城館としたいと思います。成田氏の別府城や東別府・西別府のような城館郡があったのだと思います。

冬は見やすいです。案内板の横から土塁上にあがることができます。折れのある高さのある土塁がよくわかります。東側の道路沿いにも両側に土塁、右側には空堀も見えます。
 土塁(上) 用水路 全景 東側土塁

東側土塁・空堀

トップ アイコン本曲輪へもどる