源経基館

<城名> 源経基館
<所在地> 埼玉県鴻巣市大間
<主な城主> 源経基?
<遺構> 土塁、空堀、櫓台 (県指定史跡)
<交通> JR鴻巣駅から。徒歩約15分。
<紙面掲載日> 2001/11/29

<歴史> 源経基は清和天皇の皇子貞純親王の子。親王が第六子にあたるので六孫王と号した。清和源氏の祖として武蔵介となって関東に下り、館を鴻巣に構える。

<史跡歩記> 県立鴻巣高校のグランドの裏、荒川の堤防前の雑木林(通称・城山)が源経基館と伝えられるところです。雑木林ながら、ヤブはきちんと切られているので、見事な空堀・土塁・櫓台(古い石碑がある)がよく見えます。土塁は匚状に残り、100×100の方形の館だったと推測されます。土塁と空堀との間は5m以上あり、大変な高さで、折も各所にハッキリ見えます。住宅地の中でよく残り必見。

ただ、立派な櫓台や、空堀の深さ、幅の広さから源経基の平安時代のものとは思えません。明らかに室町・戦国時代の遺構と考えられます(発掘調査では平安時代のものは出てきませんでした)。



 

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