水野石見守長勝陣屋

<城名> 水野石見守長勝陣屋
<所在地> 埼玉県大里郡寄居町赤浜
<主な城主> 水野石見守長勝
<遺構> 土塁、空堀
<交通> 東武東上線「男衾(おぶすま)」駅から徒歩約15分。
<紙面掲載日>

<歴史> 水野石見守長勝は北条氏邦に仕え、赤浜の地に屋敷を構えた。鉢形城笹曲輪にも屋敷が持つことを許されていた。鉢形城落城後は徳川家旗本となり、2代目の忠貞が伏見奉行に任ぜられると、大和に移封となった。

<史跡歩記> 男衾駅の北に15分ほど歩いたところにあります。現在、館跡は全域が昌国寺になっていますが、大変良好に土塁・空堀が残されています。昌国寺自体には看板がないので、県道熊谷寄居線沿いにある「診療所」を目安に歩くと良いです。診療所前の細い路地が寺の入り口です。訪れてみますと市街地でこれだけの遺構が残されているのに驚くと思います。館跡の西には水野石見守長勝の墓所があります。室は森蘭丸の姉だそうです。

鉢形城があまりにも有名なため、他の城は軽んじられているように感じられます。水野石見守長勝の墓所の説明板だけではもったいないです。ぜひ、館跡の説明板が欲しいところです。墓地拡張により遺構が壊されないように。

寺にいた大きな犬に追いかけられました。怖かった。放し飼いは勘弁してほしい。(2002/03/09)

土塁・空堀(東側) 土塁・空堀(西側) 水野石見守長勝の墓所 土塁・空堀(正面)

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