中条氏館

<城名> 中条氏館
<場所> 熊谷市上中条
<主な城主> 藤原(中条)常光
<遺構> 空堀、土塁、水堀
<交通> JR高崎線「熊谷」駅から葛和田行きバス(1時間に1本くらい)に乗り、「竹の内」下車。徒歩3分。
<紙面掲載>

<歴史> 中条氏館は長承元(1132)年、武蔵の国司に任命された藤原常光が構えた屋敷跡。現在、城跡にある常光院は常光の孫の家長が、常光と息子の菩提を弔うために館内に建てたもの。家長は鎌倉幕府で活躍、評定衆として御成敗式目の制定に参加している。

<史跡歩記> バス停の近くに常光院の目印があるので、迷うことなく訪れることができます。遺構は住宅地や墓地、田畑のため、半分は消滅していますが、寺の門前には小川を利用した水堀が残り、水堀上の塀の下は土塁です。館内には空堀が見られます。寺の管理が良いので、遺構はこれ以上破壊されることはないでしょう。

館は成田氏が使用したという説もあり、現在残る遺構はその時のものかもしれません。

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