竹沢二郎館

<城名> 竹沢二郎館
<所在地> 埼玉県比企郡小川町靱負
<主な城主> 竹沢二郎
<遺構> 平場
<交通> 東武東上線「竹沢」駅下車、徒歩約5分。
<紙面掲載日>

<歴史> 平安時代にこの地域を領した竹沢二郎の館跡と伝えられるも、確証はない。

<史跡歩記> 竹沢駅のわずか東にある雲龍寺が館跡と伝えられるところ。車の時は254バイパスを小川町から竹沢に向かい、東上線の陸橋を越える寸前の細い道を左折します。途中、線路を越えるため1・9mの桁を通ることになり、また寺の前の橋は1・5tまでの板橋ですから、大型車は無理です。素直に竹沢駅に車を置き(この場合は東上線を越える陸橋の2つ前の道を左折)、歩くのが無難です。ただ、竹沢駅から雲龍寺に行く道は舗装工事をしているのでそれが完成すれば問題なく進めるでしょう。

さて、なぜわざわざ舗装工事をしているのでしょう・・・この疑問は寺に着くとわかります。

館跡の説明板はありますが、古く小さく、しかも地べたに置かれています。谷戸を形成しているので館を建てるのにはいい立地です。熊野神社右手は1段目の広い平場。平場は3段に残されていると説明板にありますが、藪がうるさくて進めません。また熊野神社には蜂の巣があるので危険です。この平場に館があった・・・とされますが、昔は寺の建物があったとも容易に想像できます。土塁・空堀の遺構はありません。

寺の駐車場は整備され、墓地を拡張していますから、平場も破壊される可能性があります。広大な霊園化のため行きやすいように舗装工事をしている・・・と考えられます(さすがに板橋を越えるのは・・・)。訪れるのはお早めに。
(02/04/27)

雲龍寺 平場

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