蕨城

<城名> 蕨(わらび)城
<所在地> 埼玉県蕨市中央
<主な城主> 渋川義行
<遺構> 水堀跡、復元土塁
<交通> JR京浜東北線「蕨駅」下車、徒歩約10分。
<紙面掲載日>2000/08/31

<歴史> 南北朝時代、足利一門の渋川義行の築城と伝えられる。扇谷(おうぎがやつ)上杉氏に攻められ落城したが、後北条氏の援護で城を奪回。しかし、当主の義基は国府台合戦で討ち死にしてしまった。以後、廃城となり、江戸時代には徳川家の狩猟時の休泊所として、御殿と呼ばれるように。

蕨城はこの地ではなく、戸田市元蕨にあった−という説も有力である。

<史跡歩記> 京浜東北線蕨駅から西へ10分ほど歩いたところに、近年再建された「和楽備神社」があります。神社と市民会館の間にある池が蕨城の水堀跡。大きな石碑もあり、公園化に伴い土塁も復元されています。もとは広大な面積のあった蕨城は、市街地化によって、一部を残すばかりになってしまいました。


大きな地図で見る

大きな石碑 水堀跡、現在は池 復元された土塁

トップ アイコン本曲輪へもどる